極彩色サナトリウム

此処はちぐはぐサナトリウム 灰色の花さえ極彩色に変わりましょう  くすんだの貴方の心さえ極彩色に彩りましょう ご来院の際はお足元にどうぞお気を付けて 

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置いてけぼりの独りぼっち ああまたこの手を振り 見送り夜空

一昨日のことに為るのですけれど、祖父が無理を押し切って一時帰宅しに帰って参りました。
未だひとりでちゃんと歩けるか否か微妙な状態ですもの、大奮闘の一日でした。
そんな訳で心身共にへばって仕舞って今日に至る訳ですが。(笑)
先ず帰って来てからは念願のお風呂。
でもひとりで入れる筈も御座いません。
母は水着、祖母はほぼ下着姿で介護介護。
私も加わりたいのですが、お風呂とお手洗いの介護だけは私にさせるのを頑なに祖父は拒むのです。
其れから、此れ又念願のビールとお家でのお食事。
祖母は上等の鰻を買って来て居て、祖父は病院では到底食べない様な量をぺろりと平らげ、舌鼓[シタツヅミ]を打って居りました。
此処では私も介護に加われたので嬉しかったです。
でも人にご飯を食べさせるのって難しいなぁって、此の度祖父が要介護人に為ってから知りました。
口に運ぶ量とか、スプーンの角度とか、本当難しいです。
精進せねば・・・の前に、早く良く為って貰わねば(笑)
次も念願だった、自室のお布団で横に為ること。
病院のベッドなんかに比べたら勝手も悪いし硬いしで、良い処なんか無いだろうに、「此処は天国や・・・」なんて泪ぐんで居りました。
やっぱり自分の家が、お部屋が、一番ですものね。
其れから暫く寝ると言ったのですが、矢張り身体の具合も良くなく為って来たのでしょう、病院に戻るかと問うと、すんなり戻ると答えました。
然し何やら仲違いしたらしい母と祖母。
元々仲は超絶悪いのですが、祖父の一件で仕方無く言葉を交わして居る様なのですけれど・・・
愚痴も悪口も全部私に降り掛かって来るのが少しばかり・・・否、両方好きな身にしてみれば結構辛いです。
なので今度は母と二人で病院迄送り届けて、車椅子に乗せて、ベッドに運んで、と云う作業をしました。

「只今」と当たり前にあの玄関を開けて呉れること。
あのお座敷に祖父が当たり前に居ること。
居間の座椅子で当たり前に祖父がお酒を飲んで食事をして居ること。
其れ等の有り難さとか、尊さとかが物凄く身に沁みて、大変だったけれどそんなことお構い無しに感無量でした。
病室を出る時、手を握って、「絶対もっとちゃんと良く為って、元気に為って帰って来るんよ、絶対よ!!」って大声で何度も言って居たら泪が出て来て、「有り難う、優しいなぁ、有り難う」って、気が付いたら祖父も泣いて居ました。
初めて見た、気難しくて気の強い祖父の泪でした。

と、まぁ長く為りましたが、こんなことが有りましたよー、と云う近況報告でした。
何時ものこと乍ら長々と読んで下さった方は、有り難う御座いました。
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